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ふたりのシュトラウス ~リヒャルトとヨハンのこと~

ずっと前の話だけれど、私は一時期、映画の字幕翻訳家を目指していたことがあった。と言っても勉強したのは、ほんの数か月。字幕翻訳の学校にも通いながら勉強したが、とても自分などができる仕事ではないと気付き、すぐに諦めてしまった。

その時分に買ったのが、DHCが発行していた「完全字幕シリーズ」の本だ。DHCというと、今ではすっかり化粧品やサプリメントの会社として知られている。しかし実はDHCというのは、なんと「大学翻訳センター」の略なのである。知らなかったでしょ。元々この会社は、大学の研究室相手に翻訳をしてあげていた会社なのである。なんで化粧品やサプリメントに手を出したのかは知りませんけどねえ…(笑)

で、今でも翻訳事業は細々と続けているようで、この「完全字幕シリーズ」もその一環なのだろう。このシリーズには、洋画の脚本が丸ごと載っていて、その日本語対訳、それに映画の字幕が掲載されているのだ。映画で生きた英語を勉強しようというわけですね。

私は、その中の『めぐりあう時間たち』(原題 ”The Hours”)という本を買ってみた。ニコール・キッドマン、ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープという豪華な出演陣で、たまたま私はDVDも持っていた。正直、観ていても全然ハッピーな気分になる映画ではないのだが、こういう文芸色が濃くてダークな映画に浸りたい気分だったのかもしれない。

で、読み進んでいくうちに、私はこの本の中に誤りを見つけてしまった。物語の中盤で、メリル・ストリープ演じる女性がパーティで皆にふるまう食べ物を準備するシーンがある。そのとき彼女がキッチンで聴いている音楽が、R.シュトラウスの『四つの最後の歌』の3曲目、「眠りにつくとき」”Beim Schlafengehen”である。

この箇所について脚本中では、”one of Strauss’s last songs”とある。ところがDHCの対訳では、それは「シュトラウスの晩年の作品群の1曲」とあり、なんと作曲家は「ヨハン・シュトラウス」と説明されているではないか(!)

長年クラシック音楽を聴いてきた私は、「えっ、マジ?」と笑ってしまった。この間違いは是非、正してあげなければいけないとおせっかいながら思ったのである。ましてや『四つの最後の歌』は私も大好きな作品だ。このまま放っておくわけにはいかない気分になった。

では参考までに、そのときDHCに送った訂正依頼メールをご紹介しよう。人様の昔の間違いをネットでさらすのはどうかという気もするけれど、R.シュトラウス好きな方には、ちょっとは楽しんでいただけるのではないかと思う。

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はじめまして。
貴社の完全字幕シリーズ『めぐりあう時間たち』を先日購入した者です。
私は、最近になって字幕翻訳の勉強を始めたこともあり、楽しく拝読しております。
しかし、本書の一部に誤りを見つけましたので、念のためご報告します。

172 ページのシナリオ原文5行目に 'one of Strauss's last songs' とあり、
対訳では「シュトラウスの晩年の作品群の1曲」、チェックポイントの2. では作曲家が
「ヨハン・シュトラウス」と説明されています。
しかし、ここでいう 'one of Strauss's last songs' とは『Richard Strauss
(リヒャルト・シュトラウス)のFour Last Songs(四つの最後の歌)の中の1曲』です。
『四つの最後の歌』という作品の3曲目が使われています。

ちなみに英訳歌詞の中には
'Now all my senses want to sink themselves in slumber.
And the soul unwatched, would soar in free flight'

とあります。どことなく死の影が漂う歌詞を持つこの曲が選ばれているのも、
意味があることなのでしょう。
 
エンドクレジットには作曲者と曲名が明記されていますから、クラシック音楽に
詳しくなくても、この曲に興味を抱いた人に対しては、いずれ露見する誤りです。
インターネットで調べれば簡単に分かることだと思うのですが……。試しにアマゾン
のサイトで、 'jessye norman strauss' と入力して検索してみましたが、すぐに見つかりました。
今回のケースは、'Strauss' と見て「ああ、知ってる知ってる、あのワルツ王でしょ」
と早合点したとしか思えません。

蛇足ですが、クラシック音楽の世界でシュトラウスと言えば、リヒャルトのほうが
遥かにメジャーで、良く演奏されます。ヨハンのほうは、ニューイヤーコンサートなどの、
華やかな雰囲気が求められる「お祭り」で演奏されることが多い人です。

いずれにせよ、このような誤りを見ると、よく調べないで憶測で処理された箇所が
他にもあるのではないかと、その本全体に疑いを持ちながら接することになります。

以上、一翻訳家志望の長~い苦情でした。
今後も、この完全字幕シリーズに期待しています。
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この後、DHCからは再版の際に訂正する旨、丁寧なお礼のメールをもらった。訂正された新しい版を確認はしていないけれど、ちゃんと正しい説明になったのは、いいことだと思う。リヒャルトとヨハン、ふたりのシュトラウスさんのためにもなったのではないだろうか(笑)

正直、この誤りには、やむをえない部分もあるとは思う。普通、世間に「シュトラウスって作曲家、知ってますか?」と尋ねたら、仮に知っていたとしても、ほとんどの人は「ヨハン・シュトラウス」と答えるだろう(そして、同じ名前の父子2人がいることは知らない)。かくいう私だって、リヒャルトのほうのシュトラウスの名を知ったのは、ちゃんとクラシック音楽を聴き始めた後のことだったし。

さて、最後に「私的R.シュトラウス・ベスト3」を挙げておこう。

1 『四つの最後の歌』
2 『メタモルフォーゼン』
3 『ドン・ファン』

『ツァラトゥストラ』も『死と変容』も捨てがたいけれど。無理矢理3つ選ぶならこれかな。

by raccocin | 2015-10-18 16:37 | 音楽とオーディオが好き

お仕事終了 年末年始の連休にやりたいことを考える

今年もお仕事終了。お疲れさん、と自分に言ってあげたい。
今の職場は何でもかんでも自分一人で完遂しないといけないので、正直、結構ストレスフル。しかし、他に行きたい部署というのが冗談抜きで本当にないから、年末の課長ヒアリングの際にも異動希望は出さなかった。でも本当に疲れてきたし飽きてもきたので、あと1年やったら異動させてもらおうかな。うまく行けばね。

さて、今年は昨年に続いて年末年始は嬉しい9連休。でも、どうせあっという間に終わるに決まっている(泣)。基本的に日中は息子の相手をすることになるから、やりたいことの優先順位を考えて、少ない自由時間を有効に使いたい。もちろん息子の相手をするのは楽しいのだが、そこにはやはり、いくばくかの義務感も伴う。特に長時間にわたって相手をしていると、100%楽しいだけとは言えなくなってくるし、親は親で自分の時間はやっぱり欲しいのである。

さて、ということで、自由時間にやりたいことをリストアップしてみよう。


・『ゴーン・ガール』を映画館に観に行く
・バーゲンに行って服を買う
・NASに入った音楽ファイルの整理(ジャンルとか)
・「オーディオ遍歴第3期」をブログにアップ


どうしてもやりたいのは、このあたりですかね。他にもCDをリッピングしたり、プラケースからソフトケースに移す作業もしたいけど、あまり欲張るのはよそう。休みの日まで疲れてしまう。

もちろん大掃除もしないといけないからなあ。ほとんどは窓拭きの手間なんだけど、毎年このことを考えるたびに憂鬱になる。なんで一軒家というのは、こうバカみたいに窓が多いんだろうと、愚痴のひとつも言いたくなるね。この点はマンションのほうが絶対にいい。

でも、子供がバタバタ走り回ったり、ステレオからデカい音を出したりするときは、階下に他人が誰も住んでない一軒家って、やっぱりいいなあとも思う。こればかりは一長一短。

で、オーディオ遍歴第3期は、もうかなり長いこと懸案事項になってて、いい加減に片付けてしまいたい。なんせ第2期を書いてから相当な時間が経ってるし、自分自身、昔のことを完全に忘れないうちに記録しておきたいし、なんとか書き上げたい。意志の弱さでは人後に落ちない自信があるから、必ず書きますとは約束しないけど。

私のこの弱小ブログの中では、オーディオ遍歴は比較的よく読まれている記事なのだ。こんなものでも少しは楽しんで読んでくれる人がいるみたいだから、世界は広い。

とにかく、風邪をひいたりして休みを台無しにしないように、それだけは気をつけよう。それから暴飲暴食もしないぞ。でも適量の酒は、連休中に限って、毎日のように飲んでもいいことにしよう(笑)

by raccocin | 2014-12-27 09:39 | 日々の雑感または身辺雑記

夏休み初日はトランスフォーマー&カフェ ラジオプラントを堪能

先週の土曜から夏休みを取っている。9日から13日までの5連休。7月にバラで2日間の夏休みを取っているから、トータル5日間しかない夏休みはこれで終わってしまう。ヨーロッパみたいに2週間とか3週間の夏休みが取れる国に生まれたかったと時々思う。一体どういう風にやれば、そんなに長い間職場を不在にしても仕事が回るようにできるんだろう。

今私がいる職場は仕事の属人化が著しいので、仮に3週間の夏休みが取れたとしても、きっと少ししたら仕事のことが心配になってしまい、安心して休んでいられなくなるに違いない。

さて、夏休み初日の土曜日は、なぜか早起きして会社に行った。と言うのは、会社の机の引き出しの中に、人からもらったある生ものを入れっぱなしで夏休みに入ってしまったのを思い出したのだ。

月曜日に会社に電話して誰かに捨ててもらおうかとも思ったが、木曜日にもらったこの生ものを、この暑い最中に月曜日まで放置しておいたら、カビが生えるか腐るかしてしまうに違いない。
潔癖性の私のこと、自分の机の引き出しの中でそんな事態が進行することには、とても耐えられない。そこで、「夏休み初日からツイてないなあ」と自分の忘れっぽさを忌々しく思いながら、仕方なく会社に出向いたのだ。

休日出勤する人に会いたくなかったので、早い時間にこっそり行って、そっと引き出しを開けてみた。幸い、まだカビは生えていない。でも、少し色が変わってきている部分があったから、この生ものをくれた人には悪いが処分させてもらった。
それにしても、誰もいない会社に朝早く行って、こっそりひと仕事こなしたら、なにかスパイになったような快感を覚えてしまったから不思議だ。私にとって会社とは、いつまでたってもホームではなくアウェイ、敵地なのだろう。

さて、せいせいした気分で次に私が向かったのは六本木ヒルズだ。せっかく早起きしたのだから、映画の1本でも観ようというわけ。

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ヒルズに着いたら、ドラえもんが大量発生していたから驚いた。でもカワイイ。

で、この日に私が観たのは『トランスフォーマー/ロストエイジ』。
これまた日本人お得意の、原題の英語を別の英語に変更したという珍妙な邦題である。その原題は“Transformers: Age of Extinction”となっている。

“Age of Extinction”は「絶滅の時代」という意味である。この作品では、人間の味方であるはずのオートボットたちが人間に狩られる事態になっていて、そうしたオートボットたちの「絶滅の時代」ということなのだろう。加えて、新たな敵性トランスフォーマーが現れ、それが人類の絶滅を狙うから、という意味もあるのだと思われる。

それにしても、邦題の「ロストエイジ」である。
「失われた時代」と言うが、何が失われたのか。人類のオートボットたちへの信頼が失われた時代、と言いたいのだろうか。

「エイジ・オブ・イクスティンクション」は、たしかに言いやすくはないかもしれないが、元々、日本の配給会社というのは、言いやすさを求めて邦題を付けているとも思えない。
例えば、前作の“Transformers: Dark of the Moon”などは、素直に「トランスフォーマー/ダーク・オブ・ザ・ムーン」とすれば十分に言いやすかったはずで、わざわざ邦題で「トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン」にした意味は、まったく不明である。

何度も言うが、きちんと日本語に訳すか、原題の外国語をそのままカタカナにするかしたらどうだろう。原題の外国語を他の語に置き換えた変な邦題は、もうやめたほうがいい。と言いながら、これは私の突っ込みのネタにもなるので、完全になくなってしまうと寂しい気もするのだけれど(笑)

ところで、映画自体は、いつもどおり存分に楽しませてもらった。新しく登場したロックダウンなるキャラクターが、人間の敵なのか味方なのかはっきりせず、ミステリアスな魅力がある。ルックスもカッコいいと私は思った。他にも人造トランスフォーマーや恐竜型トランスフォーマーが登場したりと、賑やかで実に楽しい。

3D映像も、さらに進化しているようで思わず感心。ついでに言うと、TOHOシネマズの3Dメガネは、自前のメガネの上からでもしっくりとフィットするので、今回も最高に快適だった。

さて、映画が終わっても、まだ12時半。お腹も空いたし、どこかでご飯を食べようと考えていたら、前から行きたいと思っていたカフェの存在を思い出した。自由が丘駅の近くにある「カフェ ラジオプラント」である。
先日私が世話になったオーディオ店、「サウンドクリエイト・レガート」のFacebookで紹介されていて興味を持ったのだ。自由が丘駅から徒歩5分くらいのところにある。

店に入ると、その名の通り、あちこちに古いラジオが置いてあって、窓の外にはたくさんの緑が見える。本棚には音楽関連の本がずらっと並んでいて、こちらは自由に読めるようだ。

私は本棚の中から、『音盤時代の音楽の本の本』というのに興味を惹かれて手に取った。タイトル通り、音楽に関して書かれた本のガイドブックである。一部を読ませてもらったが、なかなか面白いので後で買うことにした。

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ご飯はカレーセットを注文。インド風のあっさりしたチキンカレーで、結構スパイスが利いている。とても美味しかった。写真が下手ですみません(笑) 

この日はお盆休みでみんなどこかに行ってしまったのか、初めのうち、客は私だけだったので、マスターとしばしオーディオ談義も楽しんだ。このお店にはLINNのDSMが導入されていて、スピーカーはマスターの自作だという。キャビネットは、合板の音が嫌いなのでスプルースの単板を使っているのだとか。他にもLS3/5Aらしきブックシェルフも見えた。

オーディオの写真を撮らせてもらおうかとも思ったけれど、シャイな私は、初めて行った店でいきなり店内の写真を撮るなどできないので断念。あと何回か通ってからにしよう。

良い音を聴きながら美味しいコーヒーを楽しみ、面白い音楽本を読みふける。そんな、ゆったりしたひと時を過ごしたいときにピッタリのお店でしょう。

by raccocin | 2014-08-12 17:46 | 音楽とオーディオが好き

『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を観る(映画の中身より、タイトルやライトノベルの話がメイン)

先日、映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』を観てきた。一見して、ビートルズの“All You Need Is Love”をもじったのかと思わせる邦題である。原作は日本人の作家が書いたライトノベルで、そのタイトルがそのまま映画の邦題になっているらしい。

さて、このタイトルを見て多くの人が疑問に思ったに違いないのが、「“love”は名詞だからいいにしても、“kill”は動詞なんだから、“All You Need Is To Kill”と、Killを不定詞にしないと文法的におかしいんじゃないの?」というものだろう。やはり私も、その疑問を抱いたところだ。

初めは、これまた日本人お得意のデタラメ英語の邦題かと思ったのだが、手元の辞書で調べてみると、“kill”には、《不可算名詞 (俗語)人殺し(murder)》という意味が載っていた。私の英語力の貧しさがいとも簡単に明らかになったわけだが、そうすると、この邦題もあながち間違いとは言えないのだろうか。

ネットで見ると、同じ疑問を持つ人は他にもたくさんいるようで、この邦題が文法的に正しいのか否かについて、あちこちで議論がされている。
「この“kill”は名詞として使っているのだから問題ない」と簡潔に結論を出す人もいるし、中には話をゴチャゴチャ難しくしているだけにしか見えない人もいる。
“kill"を名詞として使っているのなら、たしかに文法的には問題ない気がするけれど、これが本当に自然な英語表現なのかという疑問は残ってしまう。

私が思うに、主演のトム・クルーズが日本に舞台挨拶に来たとき、「この邦題の英語って、ちょっと変じゃないですか?」と誰かがトムに質問してくれれば一番良かったのだが、誰もそのような質問はしてくれなかったようだ(笑)
字幕翻訳を担当した戸田奈津子氏はどう思っているのだろうか。ちょっと聞いてみたいところである。

ちなみに英語圏でのタイトルは、“Edge Of Tomorrow”だという。しかし、日本で公開するなら、『エッジ・オブ・トゥモロー』より『オール・ユー・ニード・イズ・キル』のほうが人気が出そうな気がしてしまうのも確かだ。それに、せっかく日本人の書いた小説がハリウッド映画の原作になるという快挙を成し遂げたのだから、どうせなら原作のタイトルを、そのまま映画の邦題にしたくなるのは当然だろう。

また悪い癖で話が逸れてしまった。肝心の映画の感想だ。

結論から言うと、なかなか面白い映画ではある。ただし、わざわざIMAX 3Dで2,300円かそこらを出してまで観る映画ではないと思う。私のように、フツーに2Dで観れば十分だろう。

それにしても、何回ピンチに陥っても、その度に死んでリセット、リセットの連続でやり直しがきくところなど、まさしくビデオゲームの世界そのものだ。そこのところを、いちいちバカらしいと思ってしまうと、この映画は楽しめなくなってしまう。しょせんはライトノベルが原作だから、まあいいか、と割り切って楽しむしかない。

正直に言って、私はライトノベルに対して何のリスペクトも持っていないから、この映画がちゃんと楽しめるようになっているのは、ハリウッドで働く優秀な脚本家の皆さんが、じっくり脚本を練り上げてくれているからなのだろうなあ、と映画を観ている最中から考えていたくらいだ。

まあ、ひとつもライトノベルを読んだことがないのだから、偏見と言えばそれまでなんだけど。じゃあ、お前が書いてみろ、とも言われそうだし。それと、この原作については筒井康隆も絶賛しているらしいから、きっとそれなりに優れたものなんだろう。でも、理屈大好きオヤジの私は、漫画のようにサラサラと読めてしまうような、分かりやすくて軽い小説には興味が湧かないのだ。

なんて言っていると、私の好きな村上春樹についても、ネット上では「ラノベ作家」などと言う人達がいるからズッコケてしまう。どこをどう読めば、春樹がラノベ作家になってしまうのか皆目見当が付かない。それとも、ライトノベルの愛読者にそう感じさせる何かが、春樹の中にはあるということなのだろうか。ライトノベルを読んだことのない私には、両者を比較することはできないのだが。

そもそも、「村上春樹=ラノベ作家」説を唱える人達の中には、「私はライトノベルも春樹さんも両方好きだ」と思って言っている人と、「ライトノベルに毛が生えた程度の春樹が、ライトノベルより遥かに偉いものとして扱われているのは変だ」と思って言っている人と、二通りありそうだ。

いずれにしても、どうしてそういう風に言う人達がいるのか、いくつかライトノベルを読んでみると分かるのかもしれない。まあ、そんな暇があったら、他に読みたい小説がたくさんあるから、これは当分先の研究テーマになってしまいそうだけど。そのうちにね。

by raccocin | 2014-07-26 21:50 | 映画にアートにいろいろ鑑賞

傑作ホラー『サスペリア』を劇場で鑑賞@キネカ大森

先日、大森の小さな映画館で『サスペリア』を上映する(7/5)ことを知った。言わずと知れた、70年代ホラー映画の傑作である。「決してひとりでは見ないでください」というキャッチコピーは、それ自体が有名になったので覚えている人も多いだろう。

私は、『エクソシスト』(’73年)、『オーメン』(’76年)、そしてこの『サスペリア』(’77年)こそ、70年代の3大ホラー映画と呼ぶにふさわしいと思っている。77年にこの作品が公開されたとき、私はまだ小学校中学年だったから、劇場に足を運ぶことはなかったのだが、その後テレビで何度か観て、強烈な印象を受けていた。
そんな傑作ホラーのクラシックを劇場で鑑賞できる機会など滅多にないだろう。普段から出不精の私も、喜び勇んで大森まで出かけた次第なのだ。

で、このたび上映してくれたキネカ大森という映画館だが、なんと、西友大森店の中に入っているというので驚いた。スーパーの入った建物の中に映画館があるというのは不思議だ。

エレベーターの中には30年くらい前の新聞のコピーが貼ってあって、キネカ大森がオープンしたときの記事だった。それを読むと、どうやら、いわゆるシネコンの走りらしく、スクリーンは3つある。建物は古いが映画館の中は綺麗で、シートも比較的新しそうだった。

さて、肝心の『サスペリア』だ。この映画を特別に個性的なものにしている最大の要因は、現実にはありえないような極彩色の映像美と、ロックバンドのゴブリンが奏でるミステリアスかつグロテスクな音楽だろう。
ストーリーは、ものすごく簡単に言うと、ドイツのバレエ学校に留学してきたアメリカ人の若い娘が体験する恐怖、といったところ。全編を貫くキーワードは「魔女」である。ダリオ・アルジェント監督が構想した「魔女3部作」の1作目の作品となっている。

それにしても、この『サスペリア』は、上に書いた『エクソシスト』や『オーメン』とは良い対照を成す作品だ。
『エクソシスト』と『オーメン』は、ともにアメリカ映画で、その表現手法はあくまでもリアリズムが基調となっている。映像は格調高く落ち着いたトーンだし、俳優の演技もみな堂々としていて、ホラー映画という枠を取り払っても、優れた作品だと言えるだろう。なにしろ『オーメン』など、あのグレゴリー・ペックが主演なのだ。

それに対してイタリア映画の『サスペリア』ときたら、作品冒頭で、主人公が入学するバレエ学校に到着すると、その建物の外壁が、なんと真っ赤。いきなり非現実的な世界に引き込まれてしまう。
次に、バレエ学校から逃げ出した別の娘が助けを求めて逃げ込んだ館の内壁が、これまた赤くて怪しげな絵柄で飾られている。建物を見ているだけでも怖くなってしまうのだからスゴい。
他にも、どこからともなく赤や緑などの怪しい光が差し込んできて、その極彩色の映像美は独自の世界を築き上げている。

そして音楽がこれまた特筆すべきものである。と言っても、冷たい清らかさとグロテスクさが混在した印象の曲と、低音主体のいかにもおどろおどろしい曲の2曲がメインテーマで、他の曲はさほど記憶に残らない。それくらい、この2曲が強烈な印象を与えるのだが、それだけでも十分怖くなってしまうパワフルな音楽なのだ。

映画全体の印象としては、あくまでも正統派の演出でシリアスな恐怖を提示する『エクソシスト』と『オーメン』に対して、理論的な整合性はあまり重視せず、より感覚的で耽美的な恐怖に浸らせる『サスペリア』、と言えるだろう。

このあたりの違いは、アングロサクソンとラテンの気質の違いから来るのかもしれない。
『サスペリア』を観ていると、「ああ、やっぱりオペラの国のホラー映画だなあ」と思ってしまうのだ。すばらしく華麗で、いい意味でのハッタリというかケレン味があり、それがオペラ的に感じられるのである。
そう言えば、劇中で使われていた音楽に、オペラ歌手がおどろおどろしく歌い上げる恐怖、といった感じの曲もあったのを今思い出した。もしかしたらアルジェント監督自身、オペラが好きなのではないだろうか。

とにかく、傑作『サスペリア』を劇場の大画面で観ることができて、私は大満足である。素晴らしい企画を立ててくれたキングレコードとキネカ大森には心から感謝したい。
ところで、『サスペリア』は明日13日(日)にも上映される。そして、「魔女3部作」の完結編である『サスペリア・テルザ 最後の魔女』も明日上映されるというから、私もできたら観に行きたいと思っている。

この「夏のホラー秘宝まつり」は7月18日(金)までやっているので、ホラーファンは是非足を運んでほしい!

by raccocin | 2014-07-12 19:01 | 映画にアートにいろいろ鑑賞

『ゼロ・グラビティ』を観る

昨日、映画『ゼロ・グラビティ』を観てきた。ちなみに、この作品の原題はと言うと、“Gravity”。つまり、これも例によって原題の英語をちょこっといじったという妙な邦題なのだ。

“Transformers: Dark Of The Moon”は『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』、“The Dark Knight Rises”は『ダークナイト ライジング』、そして“Gravity”は『ゼロ・グラビティ』。

これは一体何を意味しているんだろうね。原題の英語をいじって邦題にするというのが、日本の配給会社の皆さんの間で、今すごくクールだと思われているのか?

原題を訳すことによって、もっとイメージの湧きやすい日本語の邦題を作ってくれるというならともかく、あたかも初めから原題がそうであったかのような顔をした、こういう妙なカタカナ邦題は金輪際やめてほしいものだ。そんなことをするくらいなら、原題をそのままカタカナに置き換えてくれたほうが、ずっといい。

さて、肝心の映画の感想だが、事前の期待が大き過ぎたせいだろうか、なかなか楽しかったという程度に終わった。なんせ、この映画の公式サイトを覗いてみると、試写を観た人のコメントというコメントが、とにかく絶賛の嵐なのだ。そのせいで、ちょっと期待が高まり過ぎてしまったのかもしれない。ましてや、私はこういうSFサスペンスとかSFホラーの類いが大好きなのだ。

そんなわけで大満足とは行かなかったのだが、3Dで展開される広大な宇宙空間の表現は見事だったし、90分という短い時間に凝縮された緊迫感のあるドラマも見応えがあった。十分に楽しい時間を過ごさせてもらったから、ありがとうとは言いたい。サスペンス系の映画が好きな人なら、きっと楽しめると思う。

ところで、私は普段メガネをかけているのだが、メガネの上から3Dメガネをかけるのは鬱陶しいので、いつも3D映画を観るときだけはワンデイコンタクトをして出かけている。昨日もそうしたのだが、今回もらった3Dメガネは、なんとメガネの上からでもかけられるように形状が工夫してある代物だった。3Dメガネも知らぬ間に進化していたのだ。パッケージには“Designed for glasses wearer”と、しっかり書いてあった。

家に帰ると、早速メガネの上からこの3Dメガネをかけてみたが、たしかに何の違和感もなくメガネの外側にしっくり収まるようになっていたので驚いた。長生きはするものです。3D映画のためにワンデイコンタクトを買っておく必要はなくなっちゃったな。

by raccocin | 2013-12-15 23:19 | 映画にアートにいろいろ鑑賞

ささやかな夏休みを振り返る

10日から13日まで、ささやかな4連休の夏休みを取ったので、メモも兼ねて書いておこう。

10日の土曜日は、いつも通り掃除などをした。11日は、待ちに待ったゾンビ映画『ワールド・ウォーZ』を、みなとみらいで鑑賞。

しかし、事前の期待感が大き過ぎたのもあって、まあまあかな、という程度の感想を持ってしまった。ゾンビが人を襲うシーンにも残虐性はほとんど感じられず、たいして怖くないし、今時のゾンビは足が速いなあ、とのんびり感心しながら観る余裕があったくらいだ。ドラマ全体に漂う緊迫感もほどほどだ。それと、小説が原作の映画って、原作を読まずに観ていても、やっぱりどこか無理して端折っている感じがすることがあるが、この作品もそうだった。

ジャンルとしては、ホラーとかゾンビとか言うよりも、ウィルス感染モノと捉えるのが妥当という気がした。しかし、それならば、いつかビデオで観た『コンテイジョン』のほうが遥かに緊迫感があって、秀作と言えるだろう。でもまあ、この手の映画が好きな人なら、ちゃんと楽しめること請け合いです。なんだかんだで、それなりに楽しい時間を過ごせたから良しとしよう。

さて、映画が終わった後、横浜駅まで歩いて行ったら、この日はとにかく異常なまでの暑さ。熱気で肌がほとんど痛いくらいで、頭がどうかしそうになった。本当は、久々にコメダ珈琲店に行きたかったのだが、あそこまで更に歩いて行くのかと思うと、気が遠くなってしまい断念(それくらい暑かったのだ)。

で、ルミネの中のスープストックトーキョーに入り、ヴィシソワーズを飲んで涼を得た。冷たいスープっていうのも、なかなか旨いものですね。

家でも作れないかと思ったが、じゃがいもとタマネギの味がするところから考えるに、じゃがいもを茹でて裏ごししないといけなそうだし、タマネギは一体どうすればいいのだろう、などと想像しているうちに、またもや気が遠くなってしまった。私はめんどくさがり屋なのだ。お店の人が作ってくれたのを、たまに飲めばいいやと、いとも簡単に諦めた。スープを飲んだ後は、有隣堂で『ゲーテの警告』を買ったりした。

12日は、息子を八景島シーパラダイスに連れていった。いろんな魚を見て楽しんでもらおうと思ったのだが、息子は何を見てもつまらなそうにしていた。このあいだ連れていったズーラシアのときもつまらなそうだったし、どうもうちの子は、何かが展示されているのを見るのが好きではないようだ。もうちょっと大きくなれば変わるのかな。これにめげず、またどこかに連れていってあげよう。

13日は奥さんが用事で出かけたので、家で息子と一緒にお留守番。それから、息子と散歩に出かけた。家の近所を散歩しているときのほうが、動物園や水族館より、よっぽど楽しそうにしているんだからなあ。

さて、これで念願の『ワールド・ウォーZ』は観られたけど、まだ『パシフィック・リム』を観ないといけない。ギレルモ・デル・トロ監督が作った怪獣映画で、またもや人類滅亡モノ。最近、人類滅亡モノの映画がやけに増えていると思うが、どうしてなんだろう。みんな、そんなに滅亡したいのだろうか。

ところで、このギレルモ監督の『パンズ・ラビリンス』は大傑作なので、まだ観てない人は必ず観てくださいね。絶対に損はさせません。ほんとに。
by raccocin | 2013-08-25 22:26 | 映画にアートにいろいろ鑑賞

『ワールド・ウォーZ』のZの読み方って

前から楽しみにしている映画、『ワールド・ウォーZ』が、いよいよ来週10日(土)から始まる。ブラッド・ピットが製作、自ら主演するゾンビ映画である。ベストセラー小説が原作で、映画化の権利を巡っては、レオナルド・ディカプリオとブラピが争奪戦を繰り広げたらしい。

私は特にゾンビ映画が好きというわけではないのだが、基本的にホラー映画が好きだし、何と言ってもブラピとディカプリオがそろって映画化を強く望んだというだけでも、これは文句なく楽しめる大作ゾンビ映画に違いないと確信している。早く来週の土曜が来ないかと待ち遠しいところだ。

ところで、この映画のタイトル『ワールド・ウォーZ』であるが、日本の配給会社が、これをお客さんにどう読ませるかということに私は興味があった。つまりは、“Z”の読み方である。アメリカ映画なのだから、ここはやはり正しく「ズィー」と読ませるか、それとも日本の慣習に従って「ゼット」と読ませるのか。

それで、この「ゼット」という読み方、いったいどこの国の発音なのだろうと思ってウィキペディアで調べてみると、どうやらオランダ語の発音に一番近いようだ。なぜオランダ語なのか疑問に思ったが、そのことよりも私の関心を引きつけたのは、アメリカ以外の英語発音が[zɛd]となっていたことだ。

えっ、そうだっけ? 私はあわてて家にある辞書を引いてみた。すると、たしかにアメリカ発音は[ziː] で、イギリス発音は[zed]なのだと書いてある(我が家の辞書では、「エ」の音はɛではなくeとなっている)。私は軽い衝撃を受けてしまった。

アルファベットの読み方くらい、中学に入って英語を習う前からさすがに知っていたし、わざわざ調べた記憶もあまりない。それで私は今までずっと、“Z”はイギリスでもアメリカでも「ズィー」と読むのだと思い込んでいたのだ。

中学の英語の授業が始まったとき、まずはアルファベットの読み方を先生は教えてくれたはずだが、そのとき先生はイギリス発音とアメリカ発音のどちらで教えてくれたのだろう。私がずっと、「ズィー」が唯一の発音なのだと思い込んでいたことを考えると、やっぱりアメリカ発音で教えてくれたのだろうか。

とにかく、アルファベットの読み方という、ごく基本的なところに誤解があったことに気付いた私は、ついでだからと、他にもイギリスとアメリカで発音が違うアルファベットがあるのかどうか、手元の辞書で調べてみた。

すると、なんと、もうひとつ見つけてしまった。知らないって怖いです。で、そのアルファベットとは、“R”である。
発音は、イギリスでは[ɑː]、アメリカでは[ɑːr]となっている。無理矢理カタカナで書くなら、イギリスは「アー」、アメリカは「アール」(ルと言うほどの音では、もちろんないけれど)。

こういう、伸ばした音の次に来る“R”の音って、イギリスでは発音しないんだってね。いつだったかピーター・バラカンが言っていたが、“door”という単語、これもイギリスでは「ドー」と読む。例えばロックバンドの“The Doors”も、「ザ・ドーズ」とイギリス人は発音するわけだ。

あるとき、ピーター氏が音楽について日本人と話しているとき、彼がイギリス流に「ザ・ドーズ」と言ったところ、当然のことながら日本人には通じなかったという。日本では、このバンドは「ドアーズ」だからだ。しかし、そのうち日本人も何のことを言っているのか察して、「ああ、ドアーズのこと?」と言ったらしい。ピーター氏は、すごく気分が悪かったと話していた。

あのバンドはアメリカのバンドだから、アメリカ式発音で言うのはいいにしても、それにしたって「ドアーズ」ではないからなあ。英語のネイティブであるピーター氏が由緒正しき英国式発音をしているのに、でたらめな発音をしている日本人からそんな風に言われたら、ムッとするのも無理はない。

おっと、話がそれてしまった。結局のところ、日本で“Z”を「ゼット」と読むのは、イギリス発音の「ゼッド」が少し訛って、それが定着してしまったのかもしれない。もちろん、これは私の推測で、本当は違うのかもしれないけど、そこまで調べる時間はないので、あしからず。それにしても、どうしてイギリスの「ゼッド」が、アメリカに渡ったら「ズィー」になってしまったのだろう。

さて、とにかく肝心の、この映画タイトルに含まれる“Z”の読ませ方の話だ。

既にテレビCMが始まっているので確認してみたら、「ワールド・ウォー・ゼット」だった。やっぱりね。でも、そっちのほうが日本人にはしっくり来て良いような気がする。

だいたい、映画のチケットを買うとき、「ワールド・ウォー・ズィーください」って言うの、ちょっと気恥ずかしいものね。



* 最後まで書いてから、はたと気が付いて調べてみた。そうしたら原作は数年前に翻訳されていて、邦題は『ワールド・ウォー・ゼット』なんだって。じゃあ、原作に合わせるという意味でも、映画もゼットにするよなあ。あれこれ考えるまでもなかったような。まあ、アルファベットについて考える時間は楽しかったから良いけどさ…。
by raccocin | 2013-08-03 15:54 | 映画にアートにいろいろ鑑賞

今年の映画初めはホラーに

嬉しい3連休も今日でおしまい。
それにしても今日はよく雪が降った。新成人にとっては、あいにくの天気だったろうけど、家の中から見ている分には、雪はきれいで良い。雪の日は、あたりがしんと静まり返るところが好きだ。

さて、この連休、映画の1本くらいは観たいものだと思っていて、今公開中の『LOOPER/ルーパー』が面白そうだったのだが、なんとなく出かけるタイミングを逸してしまって、あっさり断念。

それで、前にWOWOWで録画しておいたやつを観た。
『ザ・ウォード/監禁病棟』というホラー映画だ。『ハロウィン』、『遊星からの物体X』などで有名なジョン・カーペンター監督の作品だし、きっと面白いのではと期待して録っておいたのである。

感想としては、なかなか楽しかった。ホラーなのに楽しいというのも何だが、怖さの度合いが、今の私が求めるレベルにフィットしていて、ちょうど良かった。
ホラー好きの私だが、あまりに怖すぎるものは嫌なのだ。それと、『ソウ』シリーズみたいに、変に残酷な拷問系のやつも嫌い。

理想は、ちょっと古いけど、『エクソシスト』、『オーメン』、『サスペリア』とか。ああいう、格調高くて、ほとんど美しいとすら言えるようなホラー映画を、また観たいものだ。

さて、この『ザ・ウォード/監禁病棟』は、なんとも程よいドッキリ感や恐怖感を与えてくれて、ベテランの監督らしい、ツボを押さえた仕上がりになっている。
オチについては、あれっというか、なあんだ、という感もちょっぴりあるけれど、ホラー好きなら観ておいて損はないだろう。

それにしても、深夜にヘッドフォンをして観るホラー映画は、やっぱりいいね。
HD598を使って初めてホラーを観たけれど、ことさら音のことを意識せず、自然に映画の中に入っていけた。
オープン型で装着感も非常に快適なこのヘッドフォンは、映画鑑賞にも向いていることを再確認。

最後に一言。この映画は若いカワイコちゃんたちが複数出てくるので、そういうのが好きな方にもお薦めです。舞台が60年代だから、衣装や眼鏡もクラシック。レコードに合わせてみんなで踊り出すシーンなんか、とってもキュートです。
by raccocin | 2013-01-14 22:39 | 映画にアートにいろいろ鑑賞

話題のフェルメール、それと、あの3D映画も観たいなあ

この週末を振り返っておこう。

金曜日は定時で退社して、渋谷へ。八重洲コンタクトでワンデーコンタクトを買った。普段は眼鏡をしている私だが、たまに3D映画を観たくなることがある。でも、眼鏡の上から3D眼鏡をかけるのはうっとうしい。だから、そのときのためにワンデーコンタクトが必要なのだ。

年に数回しか使わないから1箱(15日分)だけ買った。お代は1,600円ほど。ワンデーアクエアという製品で、そのお手頃価格が良かい。

以前は私もコンタクトを愛用しており、何年もこの製品を使っていたが、特に問題はなかった。アキュビューとかを使っている方は検討してみてください。
有名なメーカーじゃなくても、ちゃんと見えればいいんだから。とはいえ、このアクエアを作っている会社は、ワンデーコンタクトでは世界シェア3位だそうだ。

ここのところ、あまり気持ちの上で調子が良くなく、私の分担家事である、リビング以外の部屋掃除と風呂掃除を、日曜夕方まで後延ばしにしてしまうことが多くなっていた。そのせいで、いつも日曜日は気が重くなっていた。

でも、今週は風呂の掃除を土曜に、部屋の掃除を日曜午前にやったおかげで、気分がだいぶ楽だった。重い腰を上げるまでが、すごく大変なんだけど。なんとか、こういう風に早めに終わらせるのを習慣にしたい。

さて、先日iPhoneを買うとき、ついでに家の通信環境をADSLからauひかりに変えた。
せっかく光にしたんだから、遅ればせながらHDtracksでハイレゾ音楽ファイルでも買うか、なんて思ってグーグルで検索してみたら、こんな警告文が付いていた。

e0021059_23304984.png

気の小さい私は、結局アクセスできなかった。何かあったんですかね、HDtracks。

夏休みがまだ2日残っているので、今週あたり1日は取りたいと思っている。それで、マウリッツハイス美術館展に行くのだ。
会期は今月17日までだから、早くしないと。最後の週なんかに行ったら、目玉のフェルメール『真珠の耳飾りの少女』の前は黒山の人だかり、まともに鑑賞なんかできっこない。なんとか今週中に行きたい。

それにしても、この展覧会、もう延べ50万人が鑑賞したというからビックリだ。やはりこれはフェルメールの吸引力だろう。恐るべし、真珠の耳飾りの少女。

さて、上に書いた3D映画だが、ひとつ観たいのがある。それは『プロメテウス』という作品。
私はエイリアンシリーズの大ファンなのだが、この『プロメテウス』は、エイリアンシリーズの前日譚だそうだ。しかも監督はシリーズ1作目を手がけたリドリー・スコットだというのだから、これはもう必見だ。エイリアンが3Dで迫ってくるなんて、想像しただけでワクワクする。

カープは今日負けて、5割復帰ならず。ヤクルトに1ゲーム差に迫られた。やばい。火曜から苦手の中日戦なのに。

しかし、どうして中4日でマエケンを投げさせる必要があったんだろう。もったいない。
来週火曜からは巨人戦もあるのだし、今週来週と、火曜からの3連戦は、マエケン、野村、大竹の表ローテをぶつけてほしかったのに。野村監督は、一体何を考えてるのかね。

それにしても、カープの復刻ユニフォーム、なかなかイイね。
by raccocin | 2012-09-02 23:39 | 映画にアートにいろいろ鑑賞


考えることが好きで、のんびり屋。5歳男児の父。音楽、映画、アート、コーヒー、それにワインを愛します。完全禁煙のお店も好き。


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