スピーカー買い替えました!

先週末は家族3人で銀座へ遊びに行ってきた。息子は(男の子はみんなそうかもしれないが)電車が大好きで、だから今回は新横浜から新幹線に乗っていった。息子はこれが2回目の新幹線で、外の景色を眺めて楽しそうにしていた。

ところで、今回銀座まで出かけたのには訳がある。前回のエントリで書いたスピーカー買い替えの件について話を進めるためだ。前回、LINN MAJIK DS-Iを買ったときはサウンドクリエイト本店のほうにお世話になったが、今回は支店とも言うべきサウンドクリエイト・レガートのほうへ出向いた。実を言うと先々週末もここへ来て、とりあえずお店に常備されているピエガのPremium 1.2とTMicro 6をMAJIK DSMで駆動してもらい、比較試聴させてもらったばかりである。

このときのPremium 1.2の音は、一聴しただけで、どこかハイエンドな空気すら漂わせる洗練されたものだった。私はいきなり、これでも良いかなと思ってしまったくらいである。
TMicro 6も悪くなかったが、高域がきらびやか過ぎるように感じたのと、その立ち姿があまりにも長身スレンダーで見かけが頼りないのがネックになった。いかにも子供がイタズラして倒してしまいそうな雰囲気が漂っているのだ。それに、どうせピエガを買うなら、このメーカーの最大の特徴であるリボンツイーターを搭載したものが欲しいと思ったのである。

そこで今回、フロアスタンディングのPremium 3.2を用意してもらい、ブックシェルフのPremium 1.2と比較させてもらったのだ。店員さんから、同シリーズの5.2はどうかと聞かれたのだが、正直、予算オーバーだ。それに、MAJIK DS-Iくらいのアンプだったら、1.2か3.2くらいのスピーカーのほうが釣り合うような気もする。
また、ピエガの製品の中で、リボンツイーターを搭載している一番手頃な価格のスピーカーというと、現状ではこのPremium 1.2と3.2なのだし、やはりこの2機種から選ぶことにしたのだ。

さて、今回はレガートの1階で試聴させてもらった。駆動するアンプは前回の試聴と同じくMAJIK DSMだ。この製品は、私が現在使用中のMAJIK DS-IにHDMI端子を搭載した後継機だが、NASに入った音源を聴く分にはMAJIK DS-Iと同じ音(のはず)だから、試聴にはうってつけの環境を準備してもらったことになる。

いざ試聴に入ると、よそ様のNASの中から曲を選んで試聴するのが初めてだったので、ちょっと手間取ってしまった。自分が聴き慣れた曲を探すのに時間が掛かってしまうのだ。昔なら、自分のお気に入りのCDを持参すれば済む話だったのだが。時代は変わったのだということを、あらためて実感してしまう。

結局、『キース・ジャレット/ケルン・コンサート』、『TOTO/アフリカ』、『マイケル・ジャクソン/ビリー・ジーン』、『マーラー/交響曲第5番』、『ワーグナー/ラインの黄金』などを聴いた。
それにしても、NASの中にレッド・ツェッペリンのアルバムがひとつも入っていないのにはガッカリした。サウンドクリエイトにやって来る上品なお客さんたちは、ツェッペリンなど聴かないのだろうか。せめて『Ⅱ』と『Ⅳ』くらい入れておいてほしいものだ。

さて、試聴は、まず3.2から始めた。
『ケルン・コンサート』は、清々しい美音が眼前にスーッと広がって心地良い。元々、ECMレーベル自体が透明感のある美音系のサウンドだというのがあるにしても、これは静寂感と伸びやかさが両立された実に綺麗な音だ。

『ビリー・ジーン』のシンセ・ベースは量感&密度感ともになかなかしっかりしているので感心した。このスピーカーのスレンダーなボディからすると意外なくらいである。

『第5番』や『ラインの黄金』は、ヴァイオリンやソプラノがキンキンすることがなく滑らかだ。滑らかと言ってもツルンツルンではなくて、適切な粒子感または肌理の細かさを感じさせる滑らかさである。高域が細身になりやすいデッカレーベルの録音でこの音ならば、他のレーベルのクラシック録音でもイケそうだと私は思った。

次に、1.2につなぎ替えてもらい、先程と同じ曲を聴いて比較した。
聴き始めると、中域から高域にかけてある種の穏やかさがあり、こちらの方がつながり良くスムーズに感じたが、聴き進むうちにその印象は薄れていった。だんだん低域のほうが気になり、そちらに気持ちが引っ張られていたのかもしれない。先程の『ビリー・ジーン』のベースは、ややスリムで軽くなるし、『アデル/ローリング・イン・ザ・ディープ』では、キックの音がもたつき気味というか、今ひとつ歯切れが悪い。

奥さんに確かめてみても、「なんか重い感じがする」とのこと。
私の試聴前の予想では、ブックシェルフの1.2のほうが歯切れ良いサウンドを聴かせてくれると思っていたので、これは肩透かしを食らった感がある。

ただし、ひとつ断っておきたいのは、この日の1.2は、タンノイのクラシックな大型スピーカーの上にちょこんと載せられていたということだ。1.2とそのタンノイの間にはサウンドクリエイトオリジナルのボードが挟まっているとはいえ、純正スタンドを使ったときに比べたら、やはり音質的に不利だったに違いない。私は純正スタンドに載せた音を聴けるものと思っていたから、この点は期待はずれだった。

私はここでもう一度3.2の音を確かめたくなり、再び3.2につなぎ替えてもらった。先程から聴いてきた曲をいくつか聴き直すと、気持ちは固まった。やはり3.2にしよう。

久しぶりにブックシェルフを使うのも面白い気がしていたのだが、私はロックもジャズもクラシックも聴くし、ハリウッドのドカーン、ボカーンな映画だって観るのだから、いろいろなサウンドに幅広く対応してくれそうな3.2がフィットすると思う。それに、テレビの脇に置くことを考えると、フロアスタンディングのほうが視覚的にもハマるに違いない。

そんなわけで、今回の私のスピーカー選びは、『PIEGA Premium 3.2に決定いたしました!
試聴時に装着されていた、オプションのボトムプレートも付けてもらうことに。これは音質向上のためだけではなく、地震のことや息子にイタズラされることを考えると、しっかり踏ん張れるボトムプレートは必須だと思ったからだ。

黒とシルバーから色を選べる前面グリルについては、明るい雰囲気を狙ってシルバーにしてみた。スピーカーの間にあるクアドラスパイアのラック(QAVM)がチェリー&ブラックポールなので、シルバーのスピーカーが浮いた感じに見える心配はあるけれど。いざとなったら、クアドラのポールもシルバーに替えれば、より雰囲気も合うだろう。

それにしても、奥さんからスピーカー買ってもいいよと言われて、たったの2週間で決めてしまったのだから早業だ。そう言えば前回のMAJIK DS-Iのときも、決断するまでは早かった。それ以前の私なら、あれこれ調べていろいろ試聴して、じっくり悩んでから決めたはずだ。
でも、今までの私の人生を振り返ってみると、買い物に限らず、何でも長い時間をかけて悩んだからといって、必ずしもベストの選択ができたとは限らなかった。意外と、今回のようにスパッと決めたときのほうが良い結果が出たりするかもしれない。

さて、このピエガ君、我が家にやって来たら、一体どんな音を奏でてくれるのだろう。いや、あのエレガントでスレンダーな姿形は、ピエガ君というより「ピエガ嬢」とでも言うべきか(笑)

納期は未定だけど、うーん、楽しみ。

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by raccocin | 2014-04-29 21:11 | 音楽とオーディオが好き


日々の想いをつらつらと。音楽、映画、アート、コーヒー、それにワインを愛します。


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